環境問題スーパーマーケットの取り組み
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スーパーマーケットは様々な環境問題に取り組んでいます。

わたしたち日本スーパーマーケット協会は、お客様が安心してお買い物ができるように「安全・安心」、「健康」、「美味しさ」といった取り組みを進めており、環境保全活動もその一環として重要な社会的責務であると考えています。店頭ではペットボトル、食品トレー、牛乳パック等の容器を回収し、再資源化に積極的に取り組んでいるほか、店内では包装の簡素化やマイバック運動によるレジ袋の削減等を推進。お客様のご家庭からなるべく廃棄物を発生させず、且つ石油由来資源の枯渇を抑制するためのアクションを継続しています。また商品の物流面でも一部企業の商品配送では、段ボール箱から通い箱(標準クレート)に置き換え、省資源化に取り組んでいるほか、納品後の空きトラックを活用した静脈物流により、ペットボトル等の回収を行い、極力、二酸化炭素の排出抑制が可能となる業務の仕組み作りについても研究を進めています。これらの活動を通じて、近年、地球規模での課題となっている食糧問題の改善や地球温暖化の抑制に取り組んでいます。

環境分野におけるスーパーマーケットの主な関連法規

関連法規
容器包装リサイクル法 | 食品リサイクル法 | 省エネ法 | CSR活動事例

容器包装リサイクル法

<容器包装リサイクル法の一部を改正する法律の概要>
①3R推進の基本原則に則った循環型社会構築の推進
②社会全体のコストの効率化
③国・自治体・事業者・国民などすべての関係者の協働
④平成18年6月成立・公布、平成18年12月から順次施行
  ・平成18年12月:ただ乗り事業者の罰則の強化(罰金50万から100万に)
  ・平成19年 4月:簡易算定方式への自主回収量の控除、定期報告
  ・平成20年 4月:市町村への拠出金制度の創設など
再商品化委託料の算出
容器包装リサイクル法に関する取り組み詳細はこちら=>>


リサイクルボックスによる店頭回収

ダンボールの再資源化

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食品リサイクル法

<小売事業者が行うべき義務>
①前年度実績に基づき、業種ごとに再生利用等の実施率目標を設定(2024年度までに達成が求められる)
②食品廃棄物等多量発生事業者(100トン以上)に定期報告義務(毎年6月末まで)

前年度の基準実施率区分 増加ポイント
20%以上50%未満 2%
50%以上80%未満 1%
80%以上 維持向上
業  種 2024年度―目標
食品製造業 95%
食品卸売業 70%
食品小売業 60%
外食産業 50%

リサイクル・ループによる循環型農業

店頭から排出される食品残さの堆肥化

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省エネ法

事業者(企業)単位でのエネルギー管理が求められ、事業者全体(本社、配送センター、プロセスセンター、惣菜工場、店舗)の年間のエネルギー使用量が、原油換算で1,500Kl以上の場合、特定事業者の指定を受ける必要がある。特定事業者は、年平均1%以上のエネルギー消費原単位の低減(努力目標)が求められる。平成22年4月1日より実施。

<特定事業者が行うべき義務>
①事業者全体でのエネルギー使用量の把握
②エネルギー使用状況届出書の提出
③エネルギー管理統括者、管理企画推進者の選任と届出
④事業者単位でのエネルギー管理の実施
⑤中長期計画・定期報告書の提出(毎年7月末まで)

年間エネルギー使用量
(原油換算kl)
1,500kl以上 1,500kl未満
事 業 者 の 区 分 特定事業者 ― ― ―
事業者の義務 選任すべき者 エネルギー管理統括者
エネルギー管理企画推進者
― ― ―
遵守すべき事項 省エネ措置の実施など
事 業 者 の 目 標 年平均1%以上の消費原単位の低減
行政によるチェック 指導・助言、報告徴収・立入検査 ― ― ―

省エネ型厨房機器

エコ給湯器

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CSR活動

通常会員企業による社会貢献活動の取り組み事例について、一例をご紹介します。

植樹活動(株式会社ヤオコー)
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株式会社ヤオコーでは、地球環境保全や社会貢献活動の一環として、『埼玉県森林づくり協定』を埼玉県と小川町の間で締結し、地域とともに歩む企業として、植樹活動「ヤオコーの森林づくり」を始めました。地球温暖化防止という環境問題に対し、植樹活動を通して地域の方々とともに、次世代へ繋げていく環境保全活動を展開しています。
食育体験ツアー(株式会社ライフコーポレーション)
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株式会社ライフコーポレーションでは、ファイブ・ア・デイ協会が推進している小学生を対象とした食育体験プログラムを実施しています。子供たちは栄養士の指導で、普段の食生活に不足しがちな野菜・果物などの食品の栄養やバランスの良い食事の大切さについて学習します。子供たちが興味を持って学べるようイラストが豊富で分かりやすい「スーパーマーケット探検隊」を使用した座学やクイズ、ゲームを盛り込んだ楽しいプログラムに取り組んでいます。
循環型農業体験(株式会社エコス)
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株式会社エコスでは、店舗から排出される食品残さを発酵させて堆肥を製造。その堆肥を使ってコシヒカリを栽培し、再び店舗で販売するリサイクル・ループを行い、食品リサイクル率の向上に取り組んでいます。また年2回、田植えと稲刈りの農業体験ができる親子ツアー開催し、食品が店頭にならぶまでの過程を紹介しています。この体験を通じて、子供たちに食糧の大切さを啓蒙しています。

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