流通標準化事業
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製・配・販にまたがる無駄なコストをお客様に還元したい

「大量生産・大量消費」の終焉、少子高齢化、オーバーストア(カンパニー)と、小売業だけでなく流通業全般を取り巻く状況はますます厳しくなっています。 このような状況の中で、流通業が共存共栄を目指していくには、「競争」と「協働」の区切りをしっかりと付けることがますます重要になります。その「協働」すべき部分を明確にし、他の団体とも連携しながら流通業界における共通のルール作りや規格を定めることが当協会の標準化事業です。
今まで私たちはほぼ全てのことで競争をしてきました。その結果、各企業は流通段階で二重のコストをかけ、体力をすり減らしてきました。この製・配・販にまたがるムダを省き、そのコストをお客様のためのコストへ転換することが標準化事業の目標です。―製造から販売にかかる全てのコストを負担しているのはお客様であり、私たちはそのことを肝に銘じ、お客様の納得しないコストは徹底的に排除する― これが日本スーパーマーケット協会のめざす「標準化事業」の理念です。

流通BMS

流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)とは、経済産業省の「流通サプライチェーン全体最適化促進事業」からスタートし、当協会を含む食品スーパーや総合スーパーの業界団体が中心となって検討および共同実証を重ね、規格が定められた新しい電子データ交換(EDI:Electronic Data Interchange)のことです。流通BMSに準拠したEDIを導入することで、発注データの通信時間が大幅に改善されるほか、受注側でも小売毎の個別対応を減らすことが可能となるため、荷捌きなどの作業時間の軽減が図れ、導入前よりも調達リードタイムを短縮することが可能となります。また伝票レスとなるため、伝票代や仕入処理に係る費用などのコスト削減も実現できます。これらにより、サプライチェーン全体での業務効率改善が実現されると期待されています。
※「流通BMS」および「流通ビジネスメッセージ標準」は財団法人流通システム開発センターの登録商標です。
 
財団法人 流通システム開発センター・流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)はこちら=>>
日経MJの流通BMS.comはこちら=>>

出典 インターネットジャーナル株式会社/フードボイス

標準クレート

標準クレートとは、食品メーカーおよび卸売業者から小売業の店舗に商品が納品される際に使用する「通い箱」の総称です。標準クレートを導入することで得られるの主なメリットとしては、 小売業では、納品されるダンボールを標準クレートに置き換えることで、ゴミの発生抑制とリサイクル費用の低減が実現。また食品メーカー毎に異なるクレートの種類を集約することで、仕分け・保管作業が簡素化されるため、生産性の向上が実現されるほか、クレートの数量管理システムにより、紛失防止が可能なため、追加投資を抑制できます。食品メーカー、卸売事業者にとっては、小売業毎に行っていた個別の仕分け作業等が集約されるため、作業効率が改善するほか、包装資材等の費用が低減する場合があります。消費者にとっても、ガイドラインによりクレートの衛生基準が厳格に定められており、食品メーカーから店舗まで清潔なクレートが循環することで、安心・安全な商品をお買い求めでき、且つ流通過程で生じるゴミの発生抑制に貢献できます。『環境』と『コスト』 これが物流クレート標準化協議会の「標準化事業」の理念です。

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商人舎の[連載]物流クレート標準化物語はこちら=>>

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